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きらり皮フ科クリニック
住所/岐阜県本巣郡北方町柱本
1丁目197-1
TEL/058-323-3003
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水ぼうそう

主に1~4歳頃に感染。大人でも感染する病気です。

水ぼうそう 水ぼうそうは正式には水痘(すいとう)といわれ、水痘・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルスの感染による皮膚感染症です。
水ぼうそうは、主に子供が感染する病気で1~4歳ごろに最も多くみられます。
健康な子供であれば、この病気に感染しても軽症ですむことがほとんどです。
一方、他の病気などで免疫機能が低下しているような場合、症状が悪化することがあるので注意が必要です。
また、大人になってから感染すると子供が感染した場合より、高熱がでるなるなど重症化することが多いことが知られています。
水ぼうそうは、ウイルスに感染してから症状が現れるまで約2週間の潜伏期間があります。 水ぼうそうは、冬から春にかけて流行がみられ、保育園や幼稚園などで集団発生する場合があります。
子供が水ぼうそうに感染した場合治るまで他の子供たちとの接触は避けるようにします。

水ぼうそうの症状

水ぼうそうの症状は、全身に小さな赤い発疹(ほっしん)や水疱(すいほう)が現れ、強いかゆみや発熱がみられます。

水ぼうそうの症状

子供のみずぼうそう最初、赤くて小さい発疹が、体の中心あたりに2~3個現れます。それから半日くらいの間に、頭、顔、腕、足などの全身に広がります。発疹は1日経つと、強いかゆみを伴う水疱に変わります。最初の発疹が現れてから3~4日の間に新しい発疹が次々と現れて、水疱に変わります。水疱は、3~4日経つと乾いてかさぶたに変わるため、病気のピーク時には、発疹と水疱、かさぶたが入り混じった状態になります。また、すべてのかさぶたが自然にはがれ落ちるまで約3週間かかります。 発疹が現れると、同時に発熱します。10歳くらいまでは、熱もそれほど高くなく、37~38度が3~5日間続きます。発疹の数が多いほど熱は高くなる傾向があり、重症になると39度前後の熱が1週間近く続く場合があります。また、新しい発疹が現れなくなると熱は徐々に下がります。

水ぼうそうの診断

発疹、水疱、かさぶた、またはそれに伴う強いかゆみ、発熱、年齢という特徴的な症状により診断されます。
確定診断のために血液検査で、ウイルスの抗原や抗体を調べたり、水疱からウイルスを特定したりすることもあります。
水ぼうそうは法定伝染病とされているため、医師の許可が出るまで幼稚園や小学校は休まなければなりません

水ぼうそうの治療

治療には、対症療法と抗ウイルス療法があります。

★対症療法

  • かゆみを和らげる治療 『フェノール亜鉛華軟膏の外用』『抗ヒスタミン薬の使用』 外用薬は、水疱を破らないように注意して、丁寧に塗ります。水疱が破れても、手で直接触れないように、綿棒を使うといいでしょう。
  • 細菌感染を防ぐ 「抗生物質の使用」 かゆみで皮膚をかきむしったりした場合、細菌感染で化膿することがあり、その際には抗生物質が使用されます。

★抗ウイルス療法

『抗ウイルス薬(アシクロビル・バラシクロビル)の使用』
抗ウイルス薬は、体内でウイルスが増殖するのを抑制する作用があります。
発症48時間以内に服用すると、発疹や水疱が少なくなり軽症ですみます。
市販の解熱剤には、アスピリンなど子供に強い副作用(ライ症候群:激しい嘔吐や痙攣(けいれん)などが起こり、生命の危険がある病気)が現れる可能性のある成分が入っているため、服用する場合は必ず医師に相談してください。

子供の発疹で気になることがありましたらちょっとしたことでもかまいませんので 遠慮なくきらり皮フ科クリニックにご相談ください。