おむつかぶれ（おむつ皮膚炎）
おむつかぶれってなに？
おむつかぶれは、おむつが直接あたる部分の皮膚が炎症をおこした状態のことで、医学的には「おむつ皮膚炎」と呼びます。
使用しているおむつが布おむつでも紙おむつでもおむつをしている赤ちゃんなら誰でもおむつかぶれを起こす可能性があります。
おむつかぶれの1番の原因はオシッコやウンチの刺激です。
赤ちゃんの肌は大人と違って肌がとても柔らかく傷つきやすい状態なため、ちょっとした刺激でも負けてしまいます。
おむつかぶれの症状は？
おむつがあたる部分がなぜか真っ赤になりただれます。これはおむつかぶれの可能性が高いと思ってもいいでしょう。
腰や太ももとか、おむつカバーのギャザーがあたる部分もおむつかぶれになりやすい部分です。
おむつかぶれの赤ちゃんのサイン
- おむつ交換のとき、おしりをふく（触る）と痛がって泣いてしまう。
- お風呂で股のあたりにお湯をかけると痛がって泣いてしまう 。
- お尻をかゆがる動作が見られる
おむつかぶれの治療
おむつかぶれに合併、もしくは間違えられやすい疾患におむつ部カンジダ症がありますのでまずはしっかりと診断をつけます。
おむつかぶれであれば、炎症を抑える薬を塗ったり、ただれを保護するためにワセリンなどを塗ります。
お母さんへのアドバイス
- 通気性のよいおむつを選ぶ。
- おむつ交換をこまめに行う。
- 便で汚れたら、決してこすらずにシャワー浴をする。
- きれいに洗ったあとは、軟膏や保護薬を塗る。
- あせもができた場合は、とびひの原因になるので早めの診察。
たかがおむつかぶれと考えて、診断を間違えるとおむつ部カンジダ症の場合悪化することがあります。
当院ではしっかりと顕微鏡検査を行い診断をつけていますのでご安心ください。
あかちゃんのおむつ部の皮膚トラブルが気になりましたら、ちょっとしたことでも気軽に皮膚科専門医にご相談ください。
おむつかぶれ（おむつ皮膚炎）の症例
おむつかぶれ
おむつかぶれ