にきび、ニキビ(尋常性ざ瘡)
にきびは早めの治療や予防を心がけましょう!
にきびは病気というより一種の生理現象のような印象を持つ方が多いですが、放っておくとにきび痕を残すこともあるので、早めの治療や予防が大切になってきます。
にきびは、毛穴に皮脂がたまってできます。思春期のにきびは、性ホルモンの働きが活発になり、皮脂の分泌が増加してできますが、20歳代以降にできる大人のにきびは、さまざまな原因が考えられます。
大人のにきびの原因
- ストレス
- 不規則な生活、食生活
- 月経前
- 便秘
- 乾燥肌(ドライスキン)など
にきびの治療
にきびの治療には様々な方法があり、にきびの程度、肌や毛穴の状態などを考慮して適切な治療を組み合わせます。早期治療を行い、にきび痕を残さないようにすることが重要です。当院では、男性のにきびや背中のにきびの治療にも力を入れています。
- 抗菌薬の外用・内服→にきびの原因菌(アクネ菌)などの増殖を抑制したり炎症を抑える作用があります。
- アダパレン外用→毛穴のつまりを取り除きます。
- ビタミン剤の内服→皮脂の分泌の亢進を正常化させます。
- 面ぽう圧出→面ぽう圧出器を使用して毛穴にたまった皮脂を押し出します。
- 手でつぶすとにきび痕が残ることがあります。
- 漢方薬の内服→症状にあわせて処方します。
- ケミカルピーリング・イオン導入(保険適応外)
ケミカルピーリングとは
お肌にグリコール酸やサリチル酸などを塗ることにより、角層を薄くはがして、毛穴をふさいでいる古い角質を除去する処置です。
にきび治療の有効性が高く、特に保険治療ではなかなか治しにくい難治性のにきびに効果があります。
毛穴が開放されるため、皮脂がたまりにくい、にきびができにくい肌になります。
当院のピーリングは少し刺激感を感じる人もいますが、基本的に痛みなどはありません。施術後には化粧をして帰ることができます。
また希望者にはピーリング後に高濃度ビタミンCをイオンで肌に導入します。
イオン導入によりニキビが出来にくい肌に、また毛穴の縮小、メラニンの排出促進によって美白効果も期待できます。
にきびをさわったり、つぶしたりすると、化膿してにきび痕を残す原因になることがありますので、少しでもにきびが気になりましたら皮膚科専門医にご相談ください。
にきびの症例
顔のにきび(炎症を起こしている)
ホルモンのバランスが不安定で、その影響により顔にきびができやすいです。
十分な睡眠で皮膚に血液がスムーズに流れることにより
皮膚に酸素や栄養分が行き、新陳代謝が促進され、健康な肌を作ります。
背中のにきび
顔のひきびと同じでホルモンのバランスが不安定でもでます。
皮脂分泌に加えてストレス等によるホルモンバランスの崩れによる過剰な皮脂分泌が原因のひとつとなっています。