あせも
早めの治療をおすすめします!
あせもは、高温多湿の6月から9月にかけて多くみられる皮膚病です。
子供(特に乳幼児)は、体表面積が大人よりも狭いため、汗の腺の密度が大人より高くなり、そのためあせもが大人よりできやすくなります。
あせもは放置すると、かゆみのためにかいてしまい、湿疹やとびひになってしまいます。
汗をよくかくと、皮膚の表面の水分量が増加して、細菌がはんしょくしやすくなります。
この状態が続くと、汗の出口が詰まってしまいます。この汗の出口が詰まった状態のままで更に汗をかいてしまうと汗の出る管が破裂してしまい、汗が周囲にしみ出して炎症を起こしてしまいます。
この炎症を起こした状態が「あせも」です。
あせも(汗疹)の特徴
- 小さな赤いブツブツや小さな水ぶくれ
- かゆみ
- おでこ、首まわり、わきの下、股やおしりなどのすれやすい部位によくできる
当院で行う治療
当院では炎症を抑えるためにステロイド薬を短期に用いて治療していきます。かゆみが強い場合は抗ヒスタミン剤などのかゆみを抑える薬も併用していきます。
あせもの予防法
- 下着は吸湿性のよい木綿のものがおすすめ
- 汗をかいたらこまめにタオルでふきとったり、シャワーで洗い流す
- 石けんは刺激の少ないものをよくあわ立てて、手でなでるように洗い
- エアコンや扇風機などを上手に利用して、室温を26度前後に保つとよい
- あせもができた場合は、とびひの原因になるので早めの診察。
あせもの症例
紅色汗疹
あせもは悪化すると痛みが増し、背中にできている場合、睡眠時など非常にやっかいになることがありますので、あせもが気になりましら気軽にきらり皮フ科クリニックにご相談ください。