乾燥肌
お肌がカサカサで粉がふいていませんか?
お肌は幾重もの層からできており、一番表面が角質層となっております。角質層とは、真皮層を覆う表皮の一番外側にある細胞の層で別名バリアー層とも呼ばれています。
角質層とは、たんぱく質の一種である、ケラチンで出来ており、爪や毛髪と同じ成分で出来ています。
この角質層部分にNMF(天然保湿成分)が豊富に含まれている状態であれば、水分を保持する能力が高く、潤いのある肌を維持することができます。
しかし、NMFが減少すると、バリアー機能が低くなり、空気の乾燥などで角質が乾いてはがれやすくなってしまい、皮脂の分泌が低下することにより、皮膚の表面が乾燥した状態になってしまいます。
さらに症状が悪化すると、角質がはがれ刺激物質(カビやダニなど)が皮膚の内部に入り込み、お肌の乾燥トラブルを招いてしまうのです。
乾燥肌が気になったら皮膚科に受診してください。
乾燥肌の特徴
- 皮膚がカサカサ
- 粉をふいたような感じ
- 入浴時など体があたたまった時など
当院で行う治療
- 乾燥肌(ドライスキン)の治療ではまず、保湿剤を使って皮膚の水分を保持します。
- かゆみや乾燥の症状が強い場合は炎症を抑える塗り薬を使用して早く治します。
- 患者さまの日常生活の中で肌が乾燥するような生活習慣がある場合は、丁寧に対処方法について説明をします。
乾燥はだも治療せずに放置していると悪化することがありますので、お肌の乾燥が少しでも気になりましたらきらり皮フ科クリニックに遠慮なくご相談ください。
お肌の乾燥
(炎症を起こして赤くなっています)
お肌の乾燥予防方法~お風呂編~
お肌に刺激の少ない温度、38~40℃のぬるめのお湯でゆっくりと入る。
お肌の乾燥には、暑いお湯につかる事は刺激となり、肌がかゆくなったり赤みがでたりと逆効果です。
ぬるめのお湯にゆっくりと入ることは、乾燥肌対策だけでなく、交感神経から副交感神経へと移行し、リラックスすることで疲労物質も排出され、お肌の大敵ストレスの発散になるだけでなく、新陳代謝が上がるなど、さまざまな相乗効果が見込めます。
乾燥した肌を洗うときは、ナイロンなどの化学繊維でゴシゴシ洗っては肌にとって刺激が強すぎるので、肌にやさしい綿などの天然繊維をおすすめします。
またお肌の乾燥対策には、石鹸の選択も重要なポイントです。
液体石鹸ではなく固形の石鹸が乾燥肌にはおすすめです。
仕上げに、
お風呂から出てきたら濡れているうちに保湿剤やクリームを塗ると肌の乾燥を防ぎます。
お肌の乾燥症例
カサカサ(乾燥肌)